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数日前、コロンビア人女性と結婚しているブラジル人の知人が訪ねてきた。
半年前に、彼が妻子連れでコロンビアへ向かう際にも、私のところに寄っていったのだが、そのときは、小さい子連れの長旅なので、リクライニングの席を買い、まぁ快適だったらしい。 ところが、今回は一人だけなので、安上がりの席を買ったとのことだった。おそらく一番安い二等席にトライしたのだろう。とにかく大変だったらしい。 何やらものすごい乗客数だったらしく、駅員が無理やり押し込んでいたらしい。もっとも日本の満員電車のようではないだろうが。 しかし、問題は、エアコンのない列車で、しかも体感気温40度超の中を24時間ぐらい旅しなければならないということだ。 彼が表現するには、「シンドラーズリストの強制収容所にユダヤ人を輸送する列車のようだった」らしい。 おそるべし、ボリビア! |
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国境とサンタクルース間の移動で現実的な選択肢となるのは、特急(Ferrobus)もしくは急行(Expresso Oriente)だ。普通列車もあるが、激安すぎるのが仇となっている。どのくらい激安かというと、コルンバ市内から国境まで(10km弱)のタクシー料金15〜20Reaisを下回る。
直立座席、各駅停車の26時間移動という劣悪環境に甘んじざるを得ない人々でごったがえしの中、各駅停車のためいつ置き引きに遭うか知れないと警戒しながらの環境では、全路程中まともに休息を取ることもできないだろう。 現地に着いてから、ホテルで丸一日休むことになるなら、全くもって割に合わない。さらに、途中で列車がストップするようなことがあっても、文句を訴えられるような人権は保障されていないと思われる。なにしろ、南米社会はクラス分けがはっきりしているのだ。 急行列車には、superpullman(グリーン車、115ボリビアーノ)とPrimera(普通車両、52ボリビアーノ)がある。Superpullmanはリクライニングかつエアコン完備と快適らしい。特急にはSemicama(半寝台、202ボリビアーノ)とCama(寝台、234ボリビアーノ)がある。 特急の半寝台と急行のグリーン車は座席自体には大差はなく、食事の有無が異なる程度のことらしい。私たち家族は、スケジュールの都合上、特急の半寝台を選んだ。 乗車してみると、特急の半寝台は、飛行機のエコノミークラスのような感じだった。エアコンの他にテレビまで付いていて、リクライニングで言えばエコノミークラス以上、盗難を心配するような環境では全くなく、なかなかのものだ。列車が動き出す前までは、子供たちもおおはしゃぎだった。 ![]() というのも、動き出すや否や、ものすごい揺れなのだ。ブラジルの非舗装かつガタボコの道を行くとき、しばしば体が座席から飛び跳ねてしまうのに近い感覚だ。さきほどまで、おおはしゃぎだった息子たちも黙ってしまった。 夜20時ぐらいに発車してから、一時間後、乗務員が食事の準備をし始めた。ところが、私たちには食事は一向にサーブされない。乗務員はあくせくと食事を前の寝台車両に運び続けているのであった。私たちは、二両編成の後部車両の一番後ろの席だったので、食事がサーブされたときは、もう夜22時だった。 さて、すでにうとうとしていた息子たちを起こして、食事を食べようとしたのだが、列車は相変わらず乱気流状態の飛行機のように激しく揺れているので、食事がトレーごと飛び跳ねてしまい、食べるのにも一苦労だった。 7歳になる上の息子は、「こんなの食べれないよ!食べれないから要らないよ!!」とすっかり機嫌を損ねてしまったのであった。 ブラジル人は、日本の新幹線のことを「弾丸列車」と呼ぶが、私はボリビア列車のことを「乱気流列車」と呼ぶことにした。 |
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先月、所用あって、サンタクルースへ家族旅行する機会を得た。幼い子供連れの移動なので、現実的な選択肢としては、特急か急行かのどちらだった。私たちの日程上、都合の良い特急で行くことにした。
まず頭に浮かぶのは、今まで見てきた列車のチケット購入の大変さだった。なにしろ、自分で買うとなると、バスとかタクシーを乗り継ぎ、片道20分ぐらいかけてキハロ駅まで行かなければならない。さらに数時間待ち行列に入った末に、席がないということにでもなれば、洒落にならない。 一方、旅行代理店の話では、1週間ほど前から前売りチケットを買っておくことができると言う。旅行代理店なので、席を常にキープできるような契約でもあるのかもしれない。ただし、運賃約25ドルの特急券の売値は手数料込み40ドル。家族全員分ともなると、その手数料もかなり高額になってしまう。キハロ駅での購入方法が分からないわけではないので、ちょっと悩んだが、10%割引いてくれるというので、結局そこでチケット購入代行を頼むことにした。 その翌日、旅行代理店に電話すると、「担当者はボリビアへチケット買いに出ています。お昼前にはチケットを持って戻ってくる予定なので、午後、お宅までチケットを届けに行くことになります」との答えだった。どうも、代理店だから席の配分があるとかいうわけでもなく、一般人が購入する方法そのまま、現場までチケットを買いに行っているらしい。 さて、その午後、電話してみると、「ボリビアの総選挙の関係で、指定期日に列車がでるかどうかが確定しておらず、午後まで待ったものの、今日はその便のチケット販売がなかった。明日の朝、出るか出ないか確定するので、出るようなら買ってきますし、連絡を待ってください。」という話だった。もし自分が直接買いに行っていたとしたら、骨折り損になるところだった。購入代行は、悪い判断ではなかったようだ。その翌日、結局、乗りたかった便が出ることが確定したため、チケットを無事入手することができた。 購入代行担当者は、「復路チケットはどうしますか。サンタクルース駅でも、チケット購入には長蛇の列に入らないといけなくて大変ですよ。」とさらなる売り込みもかけてきたが、サンタクルースは大きい駅なのだから販売システムもしっかりしているはずだろう、という考えがあったので復路チケット購入代行まではお願いしなかった。 その2へつづく。。。 |








