サンタクルースへの家族旅行当日、キハロ駅に着いてみると、そこには立派な駅舎が!
これはちょっとした驚きだった。この数ヶ月のうちに、オープンしたらしい。
これまでは、駅への入り口には金網の扉がついているだけで、実にニワトリ小屋みたいな駅だった。一年半前に友人に同行した折に見た、その倉庫のような切符販売口にできた待ち行列のみすぼらしさは、私の脳裏に焼きついていて、それがすっかり、切符購入はひと苦労だというイメージになっていた。

ボリビア列車=貨物列車というイメージを一掃してしまった新しい駅舎。
この目の前には、いまだ砂埃の舞い上がるでこぼこの未舗装道路が走っているとは、もはや想像もできないぐらいだ。
さてこの駅舎、地上階にはエアコンまで入っていた。クリスマスシーズンであったため、3m大のクリスマスツリーまであり、駅周辺とは全く異なる空間を作り出していた。
この地上階には、チケット売り場があり、オンラインコンピュータも入っているようで、これまた、従来のイメージを一新してくれた。なんだか安心感を与えてくれる感じだ。
そこで、ふと思った。
販売員は全日その窓口にいて、いつでもチケット販売してくれるんじゃないかな。
さっそく、確認してみると、7時30分から18時まで一日中応対してくれるという。
ついでに、
「サンタクルースでのチケット販売は、待ち行列に入らないといけないのか。大変なのか?」
と尋ねてみると、
「そうだ」とのこと。コルンバの旅行代理店の販売員の話は、うそではなかったようだ。
そこで、
「帰りの日程も大体決まっているんだけれど、もしかしてサンタクルース発のチケットをここで発券してもらうことはできるのか?」
と尋ねてみた。
駅員はすんなりと、「できますよ。ただ一旦発券すると、便の変更の際に、キャンセル料はかかりますが。」と答えてくれた。
なんだ。やっぱり買えるんだ。
こんなに簡単に前売りチケットを買えるんだったら、代理店を通さなくてもよかったな、というのが正直な感想だ。復路のチケットはそこで直接購入した。
今回分かったことは、朝から待ち行列に入ってというのは、基本的には、当日チケットを買おうとする場合だけのようだ。実際、当日だともう席が空いていないということもある。あるブラジル人の知人は、「当日チケットを買おうとするともう席がなかったので、途中席が空くまでは、床に座っていた」とも言っていた。また、一年半前に友人が乗車当日に待ち行列に入って、チケットを買ったときも、もう二席しか残っていないというきわどさだった。今回の旅行でも、行き帰りとも満席だったので、5席分をキープしなければならない私たち家族の場合だと、当日買いではチケットは買えなかっただろう。
まぁ、一人分のみのチケット購入ならば、30-40レアルの余分な手数料を払っても、代行業者に頼むのも悪くないと思う。他の都市にいる場合でも、電話予約し、指定口座にチケット代金を振り込んでおけば、その代行業者にチケットをあらかじめ買っておいてもらうこともできるので、時間のない人には、利用価値も高いのでは。