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ブラジルでは、カーザ・デ・ロッテーリアと呼ばれる宝くじの店が多い。
人口10万人のコルンバ市にも中心部に少なくとも4箇所はあり、終日人々が列をなしている。また、テレビでも宝くじの宣伝をよく目にする。 ブラジルに住み始めた当初、日中から大の大人たちが宝くじ屋に列を成しているのを見ながら、「仕事もなくて、宝くじを買うためにこんなに列をなしているなんて、悲惨だな」と思っていた。 ところがブラジル生活に慣れてくると、宝くじ屋がにぎわっているのには、別の理由もあるということが、分かるようになった。実は、宝くじ屋はただ宝くじを扱っているだけではなく、水道代や電話代などの公共料金の支払いの銀行代行業務をしているのだ。 ブラジルでは、銀行の窓口にはいつも長蛇の列ができており、1時間も待たされるということもざらにある。かといって、ブラジル人はどうも公共料金の自動引き落としを好まないらしい。何事も支払いはできる限り遅らせたいようで、後日引き落としの小切手の普及率も高い。 そこで、支払い業務を手際よくこなしてくれるこの宝くじ屋が人気なわけ。ただし、宝くじ屋の店員はちょっと曲者。支払った公共料金のレシートを渡すときに、さりげなく「宝くじを買っていきたくないのか?」とよく尋ねてくる。この問いかけに、宝くじ好きの人は、おもわず余分な出費をしてしまうようだ。 |
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